房総半島や静岡県が台風の強風域に
台風12号は明日24日(木)に関東に最も近づく見込みです。進路を北に変えながら房総半島を回り込むように進むため、風雨の強い状況が長く続く可能性があります。 台風12号は23日(水)15時現在、伊豆諸島・八丈島の南南西の海上を進んでいます。千葉県・房総半島や静岡県の沿岸部、伊豆諸島が台風の強風域に入っています。 ▼台風12号 9月23日(水)15時
存在地域 八丈島の南南西約120km
移動 北東 20 km/h
中心気圧 980 hPa
最大風速 30 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 40 m/s
大雨エリア縮小も、多い所は総雨量が200mm近くに
秋雨前線の影響で関東を中心にすでに雨の所が多くなっています。今日のうちはそれほど雨が強まることはないものの、台風が近づく今夜遅くからは活発な雨雲のかかるところがある見込みです。 台風が離れて通る分、大雨となるエリアは限定的になります。それでも秋雨前線や地形の影響があり、伊豆諸島や関東、東北南部の沿岸部などの多い所では100mmを超え、200mm近くに達する見込みです。 短い時間に激しい雨の降ることもありますので、道路冠水や中小河川の増水などには警戒をしてください。
関東の広い範囲で20m/s超の強風に警戒
強風域に入っている伊豆諸島や静岡県内で風が強まり、16時までに八丈島で24.5m/sの最大瞬間風速を観測。静岡県の沿岸部も風が強まり、東伊豆町稲取で22.8m/sを観測しています。 明日24日(木)の朝は関東の広い範囲で瞬間的に20m/s、沿岸部では25m/sを超えるような強風となる見込みです。風の強い状況は夕方にかけて続くため、朝の通勤・通学時間帯だけではなく、帰宅時間帯も強風による飛来物、鉄道など交通機関のダイヤの乱れに注意が必要です。 また、台風が温帯低気圧に変わった後も、25日(金)には北日本の太平洋側を中心に暴風となるおそれがありますので、油断は出来ません。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。 台風12号の名前「ドルフィン(Dolphin)」は香港が提案した名称で、香港を代表する動物の一つ「白いるか」が由来です。
ウェザーニュース
Source : 国内 – Yahoo!ニュース